第一章-2、鬼火までの道(チップス)

序盤1

茜里「吹雪の結界は綺麗じゃのう」

吹雪「ふふ、もともと夜桜家の結界術は、盾の硬さより細かさが売りなのよ」

礼士郎「造型美術としても昔から有名だからな」

序盤2

吹雪「流々のドローンやばいな」

流々「苦労して改造したからね。楽して戦うために」

茜里「楽するために、苦労するとは滑稽じゃの」

序盤3

礼士郎「さすが切り込み隊長だな、茜里」

茜里「速さなら誰にも負けぬ!」

流々「足の速さのために、頭の速さを犠牲してるもんね」

茜里「うぅ……等価交換なのじゃ」

中盤1

吹雪「前から思ってたんだけど」

礼士郎「ああ」

吹雪「私らに戦わせて、高見の見物むかつく」

礼士郎「お、俺も戦おうか?吹雪さん」

吹雪「いいわよ。あんたみたいな文化系はひっこんでなさい。邪魔だから!」

礼士郎「……いつも守っていただきありがとうございます」

終盤1

流々「礼士郎、あれ見て」

礼士郎「ああ……」

吹雪「青い……火の玉」

茜里「校舎の周りをゆらゆらとのぼっておるのう」

礼士郎「本当にいるようだな」

吹雪「みんな油断しないでね」

礼士郎「ああ、いくぞ!」