第一章-12、心霊写真(ADVマスト)

茜里「夕暮れ時にも関わらず……れいしろーは今日も遅いのう」

吹雪「流々ー」

流々「ん?」

吹雪「ちょっと調べてほしいことがあるんだけど」

流々「なに?」

吹雪「好きなアーティストのライブがあってさ」

流々「うんうん」

吹雪「あ!……ふふ」

流々「え?何で笑うの?」

吹雪「だって流々のタブレットの待受画面」

流々「……もぅ」

茜里「なんぞ!私にも見せてくれぬか!」

吹雪「ふふ、可愛いとこあるじゃん、流々」

茜里「お!もしやこれは!」

吹雪「うん、鬼火解決後に部室で撮った写真よ」

流々「……だって、もう辞めるって言うの辞めたし……それに」

流々の持つタブレットに映る待受は……

流々「私の今の居場所は……ここだから」

広い部室で、“礼士郎のみ”がピースを向ける写真だった。

吹雪「心霊写真……幽霊も映ればよかったのにね」

茜里「……そうじゃな。みなで写れればのう」

流々「……うん」

その一 「水底の”うそぼう”」 ランキング5位 除霊完了
その二 「くろうずの”サナコ”」
その三 「真っ赤なヒトガタ」
その四 「”メリー”の鏡かくれんぼ」
その五 「首無しだむだむ」
その六 「永眠(ららばい)」
その七 「????」

残り、6体

第二章へ続く